子どもたちの絵、世界に届け 震災8カ月後に大船渡で制作 成田空港で展示開始

岩手県大船渡市の子どもたちと本県出身の画家、ロッカク・アヤコさんが共同作業で制作した絵。手足を大きく伸ばした少女の姿はロッカクさんが描いた=31日、成田空港第2ターミナル3階出発ロビー
岩手県大船渡市の子どもたちと本県出身の画家、ロッカク・アヤコさんが共同作業で制作した絵。手足を大きく伸ばした少女の姿はロッカクさんが描いた=31日、成田空港第2ターミナル3階出発ロビー

 東日本大震災の被災地の岩手県大船渡市の子どもたち約200人が、震災から約8カ月後に本県出身の画家と共同作業で描いた絵画作品の展示が31日、成田空港の出発ロビーで始まった。世界各国から寄せられた支援への感謝と、復興に取り組む被災地を忘れないでほしいという願いを込め、海外旅客が行き交う空港が展示先に選ばれた。場所は第2ターミナルで、6月30日まで見ることができる。

 「未来への夢ウォール」と名付けられた作品は、横8メートル、縦3メートルで壁画のようなサイズ。震災津波後に避難所の役割も果たした大船渡市民文化会館(リアスホール)で、2011年11月に描かれた。復興支援ボランティアを中心に、未来を担う子どもたちと何かを生み出そうと企画。ホール近くの保育園児や小学生らが集まり、本県出身でドイツ在住の画家、ロッカク・アヤコさん(31)と、さまざまな色の絵の具を手に取ってキャンバスにつける自由な手法で創作に取り組んだ。

 これまでは同ホールに置かれていたこの作品。成田空港では、当時使った絵の具の缶などもそのまま展示され、元気に制作に取り組む子どもの様子も写真や映像を通じて紹介されている。


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