戦艦武蔵の元乗組員・早川さん 平和唱え「戦争は悪」 体験基に勝浦中で講演

戦争体験を語る戦艦武蔵の元乗組員、早川さん=18日、勝浦市
戦争体験を語る戦艦武蔵の元乗組員、早川さん=18日、勝浦市
戦時中の資料や軍装備品を見入る生徒
戦時中の資料や軍装備品を見入る生徒
爆撃を受け今も鉄板の破片がある右腕を見せる早川さん
爆撃を受け今も鉄板の破片がある右腕を見せる早川さん

 太平洋戦争末期に米軍の攻撃を受けて沈没した戦艦武蔵の元乗組員で、勝浦市内にあった特攻艇の基地で終戦を迎えた南房総市の早川孝二さん(96)が、勝浦市立勝浦中学校(岡安和彦校長)で、自らの戦争体験を基に講演した。時折言葉に詰まり、目頭を押さえた早川さんは「戦争は今、地球上の問題になった。何をどう説明しても戦争は『悪』。戦争だけは悪」と平和の重要さを訴えた。

 同校の平和学習の一環。終戦から79年、戦争体験者の証言を聞くのは年々難しくなる中で、参加した3年生約80人は、少年兵としてほぼ同年代で戦火にさらされた早川さんの凄惨(せいさん)な戦争の現実をじっくりと聴き、平和の大切さを再認識した。

 早川さんは15歳で海軍に志願し、16歳の1944年8月に気象兵として武蔵に乗り込んだ。同10月、武蔵はフィリピン・レイテ沖で集中攻 ・・・

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