フェアトレード商品次々 麗澤中学・高校 SDGs研究会「EARTH」 他校や企業と連携進む 【注目!ちばの個性派部活動】(4)

フェアトレードの商品を手にミーティングに臨む部員たち。(左から)ニュートンさん、薮崎さん。顧問の瀧村教諭が見守る=柏市、4月27日
フェアトレードの商品を手にミーティングに臨む部員たち。(左から)ニュートンさん、薮崎さん。顧問の瀧村教諭が見守る=柏市、4月27日
麗澤中学の入試時に受験生の保護者にフェアトレードコーヒーやドリップバッグを販売する部員たち=柏市、2023年1月(麗澤中学・高校提供)
麗澤中学の入試時に受験生の保護者にフェアトレードコーヒーやドリップバッグを販売する部員たち=柏市、2023年1月(麗澤中学・高校提供)
SDGs研究会「EARTH」のメンバーたち=2023年撮影、柏市(麗澤中学・高校提供)
SDGs研究会「EARTH」のメンバーたち=2023年撮影、柏市(麗澤中学・高校提供)

 2015年の国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)。環境破壊など地球的課題を背景に、「貧困」「飢餓」「保健」など17項目169の目標を掲げる。柏市の麗澤中学・高校では、部員70人が10代の目線で手作りの社会貢献活動に取り組んでいる。

 小児がん治療支援のためドリンクを販売する「レモネードスタンド活動」を知った中学3年の女子生徒が、18年に校内にスタンドを設置したことが活動の発端。同年に中学3年の10人で社会貢献のための有志団体チーム「EARTH」を発足し、20年に「SDGs」を冠した中高一貫の部活へと昇格した。

 「先輩たちそれぞれ取り組みたい課題があり、活動を国際的に広げたい人もいた。 ・・・

【残り 4470文字】



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