2024年5月10日 05:00 | 有料記事

市川市が計画する三番瀬の人工干潟の造成予定地=同市
市川市が東京湾の三番瀬に計画する人工干潟整備について、長年環境保全活動に取り組んできた市民団体が疑問の声を上げている。「三番瀬は現在の浅海域のままが望ましい。人工干潟造成は近年県が調査したが断念した」と指摘し、計画見直しを求める要望書を市に提出した。市は人工干潟の整備理由を「市民が直接海に触れられる場をつくる」と説明。これに対し、市民団体は「海と触れ合える場所は市内に既にある」と主張し、その場所として挙げる江戸川放水路河口の干潟で12日に見学会を開く。
市が昨年8月に発表した干潟造成計画は、塩浜三番瀬公園護岸前面の海域に大量の砂を入れ、干潮時には「幅100メートル、奥行き50メートル」の干潟が出現するよう整備 ・・・
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