2024年5月4日 05:00 | 有料記事

真剣な表情で練習に取り組む書道部員=市川市

そろいのジャージーに「鴻陵」と篆書でプリントされたデザイン。「鴻陵祭」「鴻陵魂」など同校ではおなじみの言葉だ

国府台高校書道部の部員と、新任顧問の大庫さん(前列左から4人目)
2022年度に“書の甲子園”と呼ばれる「第31回国際高校生選抜書展」で初の全国団体優勝を果たし、23年1月に最後の開催となった「第12回全国青少年書き初め大会」でも優勝するなど、数々の輝かしい成績を収めてきた市川市の県立国府台高校書道部。
部員たちは自らの部を誇らしげに「鴻陵書團(こうりょうしょだん)」と呼ぶ。同校のある国府台地区はかつて「鴻之台」と表記され、大きな丘を意味する「陵」と合わせて「鴻陵」。篆書(てんしょ)によるそのデザインが左胸にプリントされたそろいのジャージーを着込み、書の道に打ち込む。
部員は26人。新部長の2年、松本うたさん(16)は同校で書道が盛んと聞き、中学3年の夏休みに見学し ・・・
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