2024年4月16日 05:00 | 有料記事

講演会で語る青木さん=市川市

講演会にはALS患者団体や関係者、青木さんの知人らも参加
市川市在住のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者・青木渉さん(35)は13日、日々の生活に苦闘しながら米国製新薬の国内での早期承認を求める自らの活動について、初となる講演会を同市内で開いた。多くの人から応援と勇気をもらったと謝意を示しながら「将来、ALSが治る病気になると信じている」とこれからの生きる希望と意欲を語った。
青木さんは、東京都内で飲食店店長だった2021年10月に足に違和感を覚え、翌春に都内の病院で遺伝性ALSと診断された。症状悪化の一方、昨春米国で承認された病気の進行を遅らせるとされる新薬「トフェルセン」の投与を国内の病院で自費で受けられることになった。
昨年9月から今年3月までに計6回投与された。年間約3千万円が必要という高額費用が大きな負担になっており、知人ら ・・・
【残り 550文字】