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三越千葉店跡地に複合施設検討 建て替え、上層に分譲マンション

三越千葉店が入っていたビル。JR千葉駅前の目抜き通りに位置しており、再開発による周辺の活性化に期待が寄せられている=千葉市中央区
三越千葉店が入っていたビル。JR千葉駅前の目抜き通りに位置しており、再開発による周辺の活性化に期待が寄せられている=千葉市中央区

 JR千葉駅東口近くの一等地に位置し、2017年3月に閉店した三越千葉店跡地(千葉市中央区)の再開発が動き始めた。土地と建物を取得した東京都内の建設業者がビルの建て替えに向け、9月から解体工事に着手した。下層階を公共・商業施設、上層階を分譲マンションとする複合施設などの建設を検討している。同駅周辺では、千葉パルコ跡地などでも複合ビルの建設が進んでおり、空洞化した中心市街地の活性化に期待が寄せられている。

 三越千葉店が入っていた建物(地上12階、地下3階)と敷地(約3800平方メートル)は元々、ビル事業を手掛ける「塚本総業」(東京都中央区)などが所有。千葉駅周辺に複数のビルを持つ同社は、同社の再開発計画に協力する意向を示した総合建設業「ファーストコーポレーション」(東京都杉並区)に同店跡地を売却した。

◆完成まで5年

 ファーストコーポレーションによると、今年5月に同店跡地を取得。現在はマンション開発を手掛ける「東京建物」(東京都中央区)と共同所有しており、同店跡地の再開発は両社共同で進めている。

 解体工事は今年9月から22年1月までの工期で行われ、その後に新たなビルを建設する予定。駅前の立地を踏まえ、下層階を公共・商業施設、上層階を分譲マンションとする複合施設の建設などを検討している。

 新施設の完成までには、規模にもよるが4年半から5年はかかると見込まれ、マンション部分は少なくとも300戸の入居を想定する大型案件。ファーストコーポレーションの担当者は、具体的な事業計画は検討中としつつ、「エリアでは一等地。魅力的な立地で販売は好調に進むと考えている」と説明した。中心市街地の活性化に取り組む千葉市の意向なども踏まえ、検討を進めるとしている。開発の内容によっては、共同事業者を追加する可能性もあるという。

 三越千葉店の閉店から3年半を経て動き出した再開発事業。千葉市都心整備課の担当者は「計画の詳細はまだ分からないが、未利用の土地で再整備が進むのは歓迎すべきこと」と指摘。市が策定した千葉駅周辺の活性化グランドデザインは、同店があった一帯をにぎわい創出の核エリアと位置付けている。担当者は「千葉駅から中央公園や富士見商店街を結ぶ重要な場所。具体的な計画が示された際には、市のまちづくりの方向性を伝えたい」とした。

◆周辺で再開発

 千葉駅東口地域では、16年11月に千葉パルコも閉店。跡地では現在、新日本建設(千葉市美浜区)などが31階建てのタワーマンション(分譲397戸、1、2階は商業施設)を建設中で、23年3月末の完成を目指す。

 この他、東口駅前広場の隣接地では、民間事業者らでつくる再開発組合が、商業施設やオフィスが入る9階建て複合ビルを建設しており、22年末にも完成予定だ。県都の顔ともいえる駅前一帯で再開発が加速している。


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