食べて被災農家応援 イオン千葉県産野菜セール 33店、落花生や菜の花並ぶ

店頭に並ぶ県産野菜を手に取る買い物客=13日午前、浦安市入船のイオン新浦安店
店頭に並ぶ県産野菜を手に取る買い物客=13日午前、浦安市入船のイオン新浦安店
銚子市産の大根や富里市産のネギなど県産野菜が店頭に並ぶ
銚子市産の大根や富里市産のネギなど県産野菜が店頭に並ぶ

 9月からの台風や豪雨で被害を受けた農家を支援しようと、千葉県内のイオンやイオンスタイル33店で13日、本県など被災地域の農産品を売り出す「がんばろう生産地応援セール」が始まった。相次いだ災害による傷が癒えない中、各地の農家が丹精込めて育てた野菜などをそろえ、「食べて被災地を応援しよう」と呼び掛けている。15日まで、本州・四国のイオングループ計約300店で展開する。

 セール初日、浦安市のイオン新浦安店では、1階の食品売り場の店頭に、館山、南房総市産のレモンや菜の花、八街市産の落花生「Qなっつ」など県産約20品目がずらり。台風で被災した長野県産のリンゴも並び、多くの買い物客が品定めしていた。

 銚子市産の大根と富里市産のホウレンソウをかごに入れた浦安市の主婦(79)は「おいしそうだったので買った。セールは困っている農家を助ける良い取り組みだと思う。今後も野菜を食べて応援していきたい」と話した。

 店頭に駆け付けたJA富里市人参部の柳田秀一副部長(60)は「台風や大雨で出荷量が2~3割減少した。苦労した分、おいしく味わってほしい」と語った。

 イオンリテールの担当者は「お客さんの手に届くところに被災地の野菜を置き、生産者と協力して復興に取り組んでいく」と意気込んだ。

 県外店舗のセールでも本県産野菜を売り出す。東京や神奈川など南関東の県外約40店で富里市産のニンジンやサツマイモなど10~15品目、大阪など近畿の約90店では銚子市産のキャベツや大根をそろえる。

 千葉県によると、災害で出荷できなくなったり、生育に遅れが出たことによる農作物類の被害額は、台風15号が約105億7700万円、台風19号が約4億4900万円、10月25日の豪雨が約1億5200万円。担当者は「ビニールハウスの損壊など設備被害もあり、復興にはまだ時間がかかる。今後も被災農家への支援を続けていく」とした。


  • LINEで送る