LCC対応や広域的支援を 成田空港振興へ千葉銀が提言

 千葉銀行は「成田空港と千葉県経済の飛躍的発展のために」と題した調査結果をまとめ、17日発表した。羽田空港の国際化やアジア主要空港との競争激化が進む中、成田空港の航空機発着枠が2014年度までに年間30万回へと拡大されることをチャンスと捉え、格安航空会社(LCC)誘致を強化するなどの対応を提言している。

 調査では、成田の発着枠が現在の22万回から14年度までに30万回へと拡大することや、アジアの人口増、観光庁が進める「訪日外国人3千万人プログラム」などを「チャンス」とする半面、羽田国際化や地方空港から海外空港への直行便増加などを「脅威」と指摘。その上で、成田の強みとして、全世界に広がる豊富な国際線ネットワークや空港周辺への物流施設・ホテルの集積などを挙げる。

 一方、課題として東京都西部や神奈川県では、羽田に比べて成田とのアクセスが悪い点を指摘。南房総も両空港のアクセス時間に大差がない。成田スカイアクセスの昨年7月開業も「都心までの時間は短縮されたものの、成田-羽田間の乗り継ぎに依然約90分がかかっており、アクセス向上への効果は限定的」と調査担当者はみる。


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