松戸店など売り場縮小も 17、18年度に結論 三越伊勢丹採算悪化で

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 三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長は8日記者会見し、伊勢丹松戸店と伊勢丹府中店(東京都府中市)、松山三越(松山市)、広島三越(広島市)の4店に関し、売り場面積縮小や他社との提携、業態転換などを検討していることを明らかにした。2017年秋から19年3月末までの間に結論を出す。

 三越伊勢丹は、採算が悪化している地方や郊外の店舗の構造改革を進め、経営資源を都心部の旗艦店に集中する方針を打ち出している。大西氏は4店について閉鎖ありきではないと強調した上で「この2年、経営会議で議論している」と述べた。ただ社内決定には至っていないという。

 三越伊勢丹はすでに三越の千葉店と多摩センター店を来春閉鎖する計画を公表している。大西氏は「今後も不採算店舗に対しては早期の意思決定をする」と話し、自身のリーダーシップで改革を断行する覚悟を示した。人々の消費スタイルの変化を踏まえて「百貨店のサイズは縮小せざるを得ない」との認識も語った。

 三越伊勢丹が同日発表した16年9月中間連結決算の売上高は前年同期比5・2%減の5821億円、純利益も23・3%減の83億円だった。主力の衣料品で売上高が5・8%減と苦戦したのが響いた。訪日外国人客向けの売り上げも2割落ち込んだ。