房総通リズム春の観光特集2024

東葉高速鉄道の運賃値下げを 住民団体、千葉県に署名7000人分提出 初乗り210円、16キロで640円 「利用者が他路線に流れる」

東葉高速鉄道の運賃値下げを求める署名を県に提出する住民団体メンバー=14日、千葉県庁
東葉高速鉄道の運賃値下げを求める署名を県に提出する住民団体メンバー=14日、千葉県庁

 東葉高速鉄道の運賃が割高として、沿線の自治会や町内会などで構成する住民団体が14日、値下げを求める約7千人分の署名を千葉県に提出した。同団体は市民生活の負担軽減から値下げの必要性を強調した。

 同鉄道は東葉勝田台駅(八千代市)から西船橋駅(船橋市)までの延長16・2キロ。初乗り運賃は210円、東葉勝田台-西船橋間が640円と、JR東日本(初乗り150円、16・2キロ320円)と比べて割高になっている。

 同団体の中村真吉さん(75)=船橋市・芝山団地自治会副会長=は取材に「都内へのアクセスが良いが、高い運賃で利用者が他路線に流れてしまっている」と指摘。住民の負担軽減のほか、沿線の活性化のためにも値下げが必要とした。

 同会は併せて通学定期の引き下げを求める要望書も提出。沿線には高校や大学が多く立地していることから、学生や保護者の負担を軽減する必要があるという。

 同鉄道は旧日本鉄道建設公団(現鉄道・運輸機構)が建設。県が筆頭株主の東葉高速が鉄道施設とともに建設に伴う債務も引き継いだため、2022年度末で約2297億円の債務を抱えている。同年度だけで約67億円の元利償還を行うなど巨額債務が経営を圧迫しており、割高運賃に影響している。


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