尼崎脱線、遺族の思いさまざま 心理的負担、式典の参列断念も

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尼崎JR脱線事故から14年となり、電車がぶつかったマンションを訪れ手を合わせる女性=25日午後、兵庫県尼崎市

 尼崎JR脱線事故から14年となった25日、兵庫県尼崎市の現場で初めて追悼慰霊式が営まれたが、心理的負担から参列しなかった遺族らもいた。乗客106人と運転士が亡くなった現場への思いはさまざまだが、JR西日本は来年以降も現場で式典を開く方針だ。

 25日午前の式典には遺族や負傷者、同社幹部ら計525人が参列した。一方、尼崎市や同県伊丹市のホテルでは遺族や負傷者ら計28人が式典を中継モニターで見守った。つらい記憶が残る場所に行くことに「心の整理ができていない」(関係者)ためだ。

 JR西日本は現場一帯を慰霊施設「祈りの杜」として整備、昨年9月に一般公開を始めた。