【魂の歌を】(120) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第五章 明かされる過去 (21)

 法律を盾に取った弁護士の主張は揺るぎもしなかった。分厚い壁に向かって爪を立てるに等しいむなしさを覚えていた。

「ぼくは知り得た事実を会社 ・・・

【残り 785文字、写真 1 枚】



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