【魂の歌を】(78) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第四章 ぬぐえぬ不安(3)

 伊佐の気落ちした口調の中に、不平の響きが増した。

「ミュージシャンなら、誰でも難癖をつけられた経験ぐらいはありますよ。でも、あの時は御堂さん、怒り ・・・

【残り 784文字、写真 1 枚】



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