【未明の砦】(393) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第三章 反旗(百七十五)

 秋の終わり、久しぶりに昼から登校した。写生の授業中で教室には誰もいなかった。ひとりでいるのに、やはり体の中であの虫が暴れ出して、お腹が痛くなった。 ・・・

【残り 784文字、写真 1 枚】



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