【未明の砦】(30) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第一章 発端の夏(十五)

 恥ずかしいほどの食欲に急き立てられてステーキとスペアリブ、ソーセージをたて続けに平らげると、ようやく矢上の心に余裕らしきものが生まれた。
 
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【残り 853文字、写真 1 枚】



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