茅葺職人の気持ちで描く 仲冬の民家 絵・文 道塚元嘉 【民家の四季】

 晩秋から冬のあいだに、あらゆる落葉樹は、いとおしさを感じさせるように葉を落としていた。そうした中で、柏の葉は霜にうたれ枯色になっても、なお辛抱強く梢にしがみついて、風が通るたびに清らかな音をたてていた。枯葉が自ら奏でる自然の音色を初めて聴いた寒い日を、夢をみるように思い出している。

 そんな雑木林もしだいに明るくな ・・・

【残り 1417文字、写真 1 枚】



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