2020年2月27日 05:00 | 有料記事
日本ハードル界期待の18歳だ。110メートル障害を専門とし、2019年度は高校年代の国内主要大会でタイトルを総なめにした。松戸国際高卒業後は陸上競技の名門、順大に進学する。思い描くのは、世界の強豪たちに交じりハードルを跳ぶ自分の姿だ。
スタートから最初の1台目までの加速が武器。1日の日本室内選手権ではU20(20歳以下)の60メートル障害で優勝した。「実は一番楽しみにしていた大会。スタートが得意なので、60メートルならレコードホルダーになれる手応えがあった」。言葉通り、予選から7秒70のU20室内日本記録を更新すると、決勝ではさらに記録を伸ばし7秒61を刻んだ。
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まさに超新星だ。1年生でハードルを始めた中学時代は全国大会と無縁。陸上競技に見切りを付けるつもりでいたが、伸び伸び ・・・
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