増成栗人選 【日報俳壇】

薄氷を月玲瓏と渡りけり 君津 泉水勝
 【評】旧家の庭先にある蹲であろうか。千葉の作家だけに沼や池ではなく、暮らしの中の一景と考えている。少し大きめの蹲。そこに描かれるように澄んだ夜空が映る。その真ん中を占める玲瓏たる月影。その月影を「渡りけり」と捉えた ・・・

【残り 1140文字】



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