江戸から連綿、地域紡ぐ 存続岐路、「講」在り方模索も 上高根の三山(さんやま)信仰(市原) 【ふさの国探宝】

 山形県の出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)に登拝する三山信仰。市原市は、信仰する行人(ぎょうにん)が祈祷(きとう)などのために集まる行屋(ぎょうや)が多くの集落にあり、県内で信仰が篤(あつ)い地域の一つとされる。中でも南総地域・上高根(かみたかね)地区はかなり古い時期に始まった信仰が、今も息づく。「上高根の三山(さんやま)信仰」は県無形民俗文化財に指定されている。

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 三山信仰のある地域では、男性はかつて厳しい三山登拝を果たし行人(ぎょうにん)になってこそ一人前で、行人の組織「(敬愛)講」の、そして地域の一員として認められた。地域の安全を祈る厳粛な信仰の形を保ちながら、通過儀 ・・・

【残り 2033文字、写真 2 枚】



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