違法残土持ち込み防止 千葉県警と行政タッグ 木更津、袖ケ浦、多古で初対応

共同宣言式に出席した(左から)渡辺芳邦木更津市長、遠藤木更津署長、粕谷智浩袖ケ浦市長=11月、木更津署
共同宣言式に出席した(左から)渡辺芳邦木更津市長、遠藤木更津署長、粕谷智浩袖ケ浦市長=11月、木更津署
協定を結んだ平山町長(右)と香取署の佐藤晃一署長=多古町役場
協定を結んだ平山町長(右)と香取署の佐藤晃一署長=多古町役場

 違法な残土の埋め立てなどに対する警察と行政の連携を強化しようと、千葉県内で11月、二つの警察署と地元の計3市町による共同宣言・連携協定が相次いで発表された。県警によると、県警と自治体が違法残土対応に関する宣言・協定を結ぶのは初めて。県内での違法な残土埋め立てなどをめぐる今年(1~10月)の摘発状況は、昨年の2件から3件増の5件(暫定値)で、うち3件がこの3市町での事案。県警と行政は、連携を深めて違法業者に対する迅速で的確な対応を目指す。

(井田心平、中瀬健太)

 木更津署は同署管内の木更津市、袖ケ浦市と共同宣言を出し、香取署は多古町と連携協定を締結した。

 違法残土の埋め立てがこれらの地域で起きる背景は何か。木更津署 ・・・

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