2025年11月9日 05:00 | 有料記事
整ひし飛石を踏む十三夜 多古 古西和江
【評】十三夜は八月の十五夜に対し「後の月」とも言い、月を愛でて月見の行事を行う日である。作者はこの日、美しき月明りの中、手入れの行き届いた邸内を己が心のままに静かに歩いているのだ。その澄んだ詩情が、しんなりと届く ・・・
【残り 1134文字】
整ひし飛石を踏む十三夜 多古 古西和江
【評】十三夜は八月の十五夜に対し「後の月」とも言い、月を愛でて月見の行事を行う日である。作者はこの日、美しき月明りの中、手入れの行き届いた邸内を己が心のままに静かに歩いているのだ。その澄んだ詩情が、しんなりと届く ・・・
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