中谷順子選 【日報詩壇】

蛍 木更津 大蔵靖子

近代化進む街並 何年か前
蛍がとび 虫の声をきいた
四季折々の古里 山や川
草や木 自然を思い出す
川筋の蛍まつり 暗闇に
何本もひかりの線をひき
幽玄の世界へいざなう
蛍の乱舞
記憶に残る蛍
家の前の草むらに
ひとつふたつ光る蛍
竹林から湧き出る蛍
 ・・・

【残り 1399文字】



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