段階経て効果を確認 常時100件の治験が進む 新しい薬が使えるようになるまで 千葉県がんセンター治験臨床試験推進部長 三梨桂子 【9月はがん征圧月間 ちば がんにうち克つ】(13)

 皆さんは「治験(ちけん)」という言葉を聞いたことがありますか。

 治験とは、新しい薬や治療法が本当に安全で、効果があるかどうかを調べるために必要な医学研究です。病気の患者さんに、新しい治療薬を届けるための第一歩ともいえます。

 新しい薬が世の中に出るまでには、いくつかの段階を踏んで慎重に評価されます。

 最初は少人数の患者さんに使って、安全性や適切な使い方(投与量や方法)を調べる「第I相試験」。次に、もう数十人の患者さんで効果と安全性を確認する「第II相試験」。そして最終的には、数百人の患者さんで、今までの治療と比べて本当に効果があるかを確認する「第III相試験」へと進みます。こ ・・・

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