2025年9月17日 05:00 | 有料記事

犯罪被害に遭った人に県警が渡すパンフレット。これをもとに捜査や支援に関する説明を行う

パンフレットの中身。捜査からの流れや支援制度を説明している
性犯罪の認知件数が増加している。2023年7月の刑法改正により処罰要件が明確化されたことや、相談しやすい環境が整ってきたことが背景にあるとみられ、千葉県警や関係機関は、捜査と支援の両輪で被害者に寄り添おうと、体制の拡充を図っている。
(大村慧、井田心平)
県警によると、県内で昨年の不同意性交の認知件数は131件(前年比24件増)だった。不同意わいせつは昨年336件で、前年から80件増加した。
性犯罪専用の被害相談電話(#8103)の受理件数も増加している。20年には208件だったが、昨年は429件(前年比76件増)だった。
◆24時間の電話相談、緊急避妊にも対応
「性犯罪は(表面化しない)『暗数』の多い犯罪だ」と県警の金柿正志警務部長は指摘する。犯罪の性質上、被害相談をためらう人もいる中で「そ ・・・
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