千葉県庁舎再整備の協議本格化 知事「災害時の強靱性必要」 基本構想・計画 26年度末策定へ

千葉県の5棟の庁舎。写真奥の高層施設が本庁舎で周辺に中庁舎や議会棟、南庁舎などが立地している=千葉市中央区
千葉県の5棟の庁舎。写真奥の高層施設が本庁舎で周辺に中庁舎や議会棟、南庁舎などが立地している=千葉市中央区
県庁舎の概要
県庁舎の概要

 千葉県は本年度から、千葉市中央区にある庁舎5棟の再整備に向けた本格的な協議を進めている。再整備の在り方や具体的な整備方針を示す基本構想・計画を2026年度末をめどに策定する予定で、2日には公共建築の専門家らから助言を受ける有識者会議の初会合を開いた。熊谷俊人知事は3日の定例記者会見で、庁舎再整備について「必要なのは、災害時でも業務を継続できる強靱(きょうじん)性と質の高い行政サービスを提供できる機能性の確保」と話した。

(小野洋、中田大貴)

 県資産経営課によると、本庁舎は1996年に完成し、5棟の中では最も新しい施設。ただ、内外装や設備が劣化しており、執務室が狭いといった課題がある。議会棟と中庁舎は建築から5 ・・・

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