【ふつうの家族】(251) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 俺が──殺したようなものじゃないのか、と。
 
 自分が統括する部署では、たまたま一人も死者が出なかっただけで。
 
 腕組みをして口を開き、いつものように営業部長の職務を果たそう ・・・

【残り 757文字、写真 1 枚】



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