2025年6月16日 05:00 | 有料記事

雄のクビアカツヤカミキリの成虫(千葉県立中央博物館提供)

美しい桜並木をクビアカツヤカミキリの被害から守れるか(ふなばしアンデルセン公園提供)

桜の状態を確認する山崎さん(右)と吉岡さん=船橋市のふなばしアンデルセン公園
日本の春の象徴として愛されてきた桜に危機が迫っている。幼虫が桜の木の内部を食い荒らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の生息域が年々拡大しており、千葉県内でも柏市内で初確認された。寄生された桜は衰弱し枯死するとされ、地域の桜並木が失われる恐れがある。県内の樹木医たちは危機感を高めており、5月には船橋市内で研修会を初開催。同市の関係者も出席して、早期発見・早期駆除の重要性を再確認した。
(藤田泰彰)
県の資料などによると、クビアカツヤカミキリは中国やベトナム北部などが原産。成虫(体長2・5センチ~4センチ)は全体が光沢のある黒色で胸の背面が赤い。成虫が人に被害を与えることはないが、深刻なのは幼虫の食害だ。
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メスは桜や梅、桃、スモモなどバラ科の樹木に産卵。ふ化した幼虫が木の内部 ・・・
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