2025年3月5日 05:00 | 有料記事

記者会見する浜野こゆきさんの両親=4日、千葉市中央区
三部制定時制の県立高校の秋季入学者選抜試験(昨年8月実施)で「定員内不合格」とされた障害のある浜野こゆきさん(16)が、県を相手取り、不合格とした判定の取り消しと入学の許可を求めた訴訟で、千葉地裁は、こゆきさん側が判決に先立って求めていた入学の仮の義務付けを却下した。一方で、こゆきさんは、県立高校への進学を諦め、先月に定員割れの都立高校を受験。今月3日に合格し、4月からは高校生となる。定員割れの公立高校への進学を望む障害のある受験生への対応の差が自治体間で浮き彫りになった。
地裁の却下を受け、4日にこゆきさんの両親と代理人弁護士が千葉市内で記者会見を行った。常岡久寿雄弁護士(51)は「試験中に言葉を発するなどのこゆきさんの障害による行動を、千葉県立高の試験官は『やる気がない』『問題がある』とした。試験官が障害の特性を知らないままに、判断をしている。そこに十分な配慮があったのか」と改めて疑問を投げかける。
県側は、答弁書などで、こゆきさんが試験中に「終始声を発していた」「(回答するために用意した)選択肢マグネットを選ぶというよりも、手でたたき落としているように見えることが多かった」などとし「学ぶ意欲」を見取れなかったと主張。不合格とした判定に違法性はないとしていた。
県の主張に対し、こゆきさん側は、症状と「学ぶ意欲」とは全く関係がないと反論していた。
常岡弁護 ・・・
【残り 710文字】




