ブワニカ開幕初戦でデビュー弾 ジェフ千葉、甲府と引き分け

サッカーJ2のジェフ千葉が開幕初戦を迎え、新人のブワニカ(右)が同点ゴールを決め甲府と1―1で引き分けた=28日午後、千葉市中央区のフクダ電子アリーナ
サッカーJ2のジェフ千葉が開幕初戦を迎え、新人のブワニカ(右)が同点ゴールを決め甲府と1―1で引き分けた=28日午後、千葉市中央区のフクダ電子アリーナ
後半、PKをセーブする千葉・鈴木椋
後半、PKをセーブする千葉・鈴木椋

 明治安田J2第1節最終日(28日・フクダ電子アリーナほか=9試合)昨季14位の千葉は同4位の甲府と1―1で引き分けた。後半から出場した高卒新人FWブワニカが開幕初戦で同点ゴールを決めた。緊急事態宣言下の県内で観客数を制限し実施した。

 今季は上位2チームがJ1へ昇格し、下位4チームはJ3に降格する。

千 葉 1 0-1 1 甲 府
      1-0
▽得点者
【千】ブワニカ(1)
【甲】中村(1)
▽観衆3798人

 【評】千葉が追い付きドロー。前半ロスタイムに左右に揺さぶられ失点したが、後半から出場した高卒新人のブワニカがゴールを決めた。12分に安田が送った左クロスを頭で押し込んだ。GK鈴木椋は試合終了間際にPKを止めた。甲府は終盤の波状攻撃を生かせず。

 ◆高卒新人、同点導く

 衝撃のデビューにフクアリがどよめいた。修徳高から加入したばかりのFWブワニカが同点弾。千葉の高卒新人開幕初戦ゴールは1994年の城彰二さん以来となる。敗戦ムードを打破した18歳は「出たら逆転してやると思い、点を取ることしか考えなかった」と無邪気に笑った。

 前半ロスタイムの先制点献上は昨季と同じ負の展開。前線でボールを収められる選手も不在で、得点の気配も無に等しい。そんな空気を一変させるべく、後半開始から投入された。「怖いものはなかった」と、デビューから12分でプロ初得点。185センチの体格をフル活用し、クロスを頭で対角へねじ込んだ。

 松戸六中のサッカー部出身でウガンダ人の父を持つ。愛称はブワちゃん。「フワちゃんより有名になる」とタレント越えの夢を語っていたが、いきなり存在感を示した。「まだ最低条件。逆転できず満足していない」と口調も頼もしい。

 得点力向上を目指す今季は川又の調整が遅れるなどFW陣が手薄。若き18歳の衝撃はチームの先輩にも危機感と刺激を与えたはずだ。

 ◆鈴木椋がPK阻止

 千葉は試合終了間際の後半ロスタイムにハンド判定で与えたPKをGK鈴木椋が阻止した。野津田の動きを読み、左下に来たシュートを片手で弾いて勝ち越しを許さなかった。2019年9月以来2季ぶりのリーグ戦出場。不安定なシーンもあったが、最後に大仕事をやってのけた。

 正GK新井章の負傷離脱で巡ってきた出場チャンスだった。尹晶煥監督は迫力乏しい前半の攻撃を反省しつつ、「負けそうな試合を引き分けに持ってこれたのでスタートは悪くない」と述べた。



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