ちばの選挙

熊谷千葉市長が出馬表明 新型コロナや災害など11項目のビジョン提示 【’21知事選】

記者会見を開き、来年の県知事選への出馬を表明する熊谷市長=2日、千葉市中央区のホテル
記者会見を開き、来年の県知事選への出馬を表明する熊谷市長=2日、千葉市中央区のホテル
熊谷氏が掲げる11のビジョン
熊谷氏が掲げる11のビジョン

 千葉市の熊谷俊人市長(42)は2日、同市内のホテルで記者会見し、来年春の知事選に無所属で立候補すると正式表明した。「思いと能力の全てを県民にささげ、千葉県の飛躍につなげたい」と述べ、県政運営について▽徹底した現場主義と対話▽市町村・医療現場と連携した新型コロナウイルス対策▽民間投資を引き出す経済産業政策を県全体へ波及-など11項目のビジョンを提示した。

 熊谷氏は会見で、以前から県政に課題があると考えていたと明かし「出馬の決定打は、昨年相次いだ災害への県の対応が不十分だったこと。災害時に県の役割は重い。根本的なところを変えないと同じことを繰り返す」と強調。

 森田健作知事のコロナ対応についても「後手後手の対応になっている」と批判した。保健所を有する千葉市、船橋市、柏市や、他の市町村との情報共有が不十分と指摘し、3市と共同の戦略本部を立ち上げる構想を明かした。森田知事が県市長会に8年間出席していないことにも触れ「他にこんな都道府県はない」と疑問視した。

 一方、森田知事の功績としてアクアライン通行料金800円化や圏央道、北千葉道路など道路網の整備を挙げ、自身が知事になった場合も、継続する考えを示した。アクアラインについては、800円の恒久化を目指す考えで「いい部分は引き継いでいきたい」とした。

 政党の本部レベルの推薦は受けないが、各党県連や県本部の支援や推薦の要請は検討する予定。自民党の石井準一参院議員や公明党の富田茂之衆院議員が自身への支持意向を示していることには「私を評価してくれる政治家がいることは光栄」とした。

 熊谷氏は神戸市出身。千葉市議1期を経て2009年6月の市長選で、旧民主党の推薦を受けて当時の市長としては全国最年少となる31歳で当選。現在3期目。

 知事選には元船橋市議の門田正則氏(73)も出馬を表明している。


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