ちばの選挙

田嶋町長、勇退表明 町再生に「自分の色出せた」 大多喜

 任期満了に伴う大多喜町長選について、田嶋隆威町長(75)は12日、出馬を見送り、勇退する意向を表明した。「この16年間、職務を全うした。出馬を求める声も多く受けたが年齢的に限界と思った。多選批判にも配慮した」と理由を説明した。今年9月の定例議会で議員から出馬意欲を問われたが態度を留保していた。

 田嶋氏は同町議を経て1994年に町長に初当選。現在4期目で、昨年6月からは県町村会長。いすみ鉄道会長も務める。

 在任中は教育施設、道の駅、大型商業施設を相次ぎ整備。旧家が並ぶ商店街などを城下町風の景観に彩る事業も指揮した。「歴史や文化で町の再生に取り組んだ。自分のカラーを出せたと思う」と総括した。

 一方、「一番心配なのはいすみ鉄道」として、来春まで存続可否が検証されている第三セクター鉄道の将来を見届けられないことを心残りに挙げた。

 同町長選は来年1月19日告示、24日投開票される。現在、正式な立候補表明はないが、現職の不出馬を受け動きが加速しそうだ。


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