2022年7月28日 21:07 | 有料記事
内房線と外房線の接続駅のJR安房鴨川駅=28日、鴨川市
JR東日本が利用者の少ない県内路線の赤字を初めて公表した28日、沿線住民からは、廃線を危惧する声が相次いだ。市民生活や地域交流、観光に欠かせない路線だとして、仮に廃線が決まれば「過疎化が加速する」「地域が衰退する」と影響の大きさを懸念。存続に向け、国や県の支援が必要との意見も聞かれた。沿線の自治体はJRの動向を注視。利用促進策を模索している。
勝浦駅から一つ下った外房線鵜原駅。かつては夏になれば電車が到着するたびに海水浴場へ向かう行列ができたが、いまは利用客はまばらだ。
鵜原区長の照川三郎さん(72)は、今回の発表 ・・・
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