オランダ首相、暴力を謝罪 インドネシア独立戦争

オランダのルッテ首相=17日、ベルギー・ブリュッセル(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】オランダからの報道によると、インドネシア独立戦争(1945〜49年)で宗主国だったオランダの軍が「組織的かつ過度の暴力」を行使し、同国政府もそれを容認していたとの調査結果を17日、オランダとインドネシアの研究者らが発表した。これを受け、ルッテ首相がインドネシアに全面謝罪した。

 AP通信などによると、オランダ政府はこれまで過度の暴力はごく散発的に起きる程度だったとの見解を示していたが、調査結果はオランダ軍が拷問などを「頻繁かつ広範囲」に行っていたと指摘した。

 ルッテ氏は「オランダ政府を代表してインドネシアに深く謝罪する。」と述べた。


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