八日市場市と野栄町が合併して匝瑳市が誕生したのが2006年1月23日。20年の間に人口はおよそ22%減り、約3万2700人となった。伸び悩む税収入、市民病院や消防庁舎の建て替えに伴う多額の支出、人件費高騰などによって厳しい状況に直面する財政の立て直しは、市政の大きな課題。2月1日告示、8日投開票の市長選で市民の負託を受けるリーダーは、財政運営の手腕が問われる。
(伊藤義治)
「歳入に見合った歳出構造になっていない」。市は1月の広報紙で財政悪化の理由をこう説明し、状況はさらに深刻化しているとした。昨年度の一般会計歳入は176億2657万円。財政の硬直度を示す経常収支比率は99・1%。支出のほとんどが義務的経費に充てられ、自治体としての裁量は極めて小さい。
◆財調取り崩し
財源不足を補うため本年度当初、市の貯金に当たる財政調整基金(財調)から17億円を取り崩し...
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