

船橋市南船橋地区の大型商業施設「ららぽーとTOKYO―BAY」で、区域を分けて建て替えを行っている北館のⅠ期エリアが31日に開業する。3階にフードコートとレストランを一体的に整備し、計38店舗と国内最大のフードゾーンが誕生。フードコートの席数も既存分と合わせて約2500席と日本一になる。Ⅱ期エリアは建て替えに向け既に閉館。運営する三井不動産はⅡ期エリア開業後、同施設全体で年間来館者数約3千万人、年間売上高約1100億円を見込む。(藤田泰彰)
北館は建て替えで2階建てから3階建てにスケールアップ。関東初出店3店舗、千葉県内初出店26店舗を含む96店舗が入る。特に充実させたのが食の分野。3階のフードコートには人気の博多ラーメン・博多一双のセカンドブランド「Hakata Ramen Issou nossi」など20店舗が集結する。
座席数は1400席で、小上がり席やキッズスペースも完備。西館の660席、「ららぽーとTOKYO―BAY North Gate」(Ⅰ期開業時にビビット南船橋から名称変更)の440席と合わせて、日本一の規模になる。
フードコートにつながるレストランゾーンは街灯や連続するアーチなど港町をモチーフにデザイン。魚釣りが楽しめる体験型レストラン「釣船茶屋ざうお」など18店舗が出店する。
三井不動産の若林瑞穂常務執行役員商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部長は「行列ができるなど、これまではフードが足りておらず取りこぼしがあった」との認識を示し「バラエティー豊かな食のラインアップで、充実した選択肢を提供する。今後、II期エリアの改修を進めるなどさらなる進化をとげ、地域に愛され続ける施設を目指す」と述べた。
II期エリアでは、開業当初からある中央広場を約3倍の広さに拡大し、屋内型スタジアムコートを新設。同施設の総店舗数は約600店舗になり、アウトレットを除き日本最大の商業施設になるという。若林氏は「II期エリアの整備完了は3年後をイメージしている」とした。
同施設は1981年の開業以来、増床や建て替えなどを繰り返しており、リニューアルは今回が19回目。





