2025年9月9日 17:09 | 無料公開
日航国際線の機長が8月、乗務前に飲酒してハワイ発の3便が遅れた問題で、国土交通省は9日、日航に対し、10日付で厳重注意の行政指導をすると明らかにした。日航ではパイロットの飲酒による欠航や遅延が続発。国交省は昨年12月にも業務改善勧告を出した。改善がみられない事態を重くみて、厳重注意とする判断をしたとみられる。
日航によると、機長は現地時間8月28日のホノルル発中部行きに乗務する前日、ホテルでビールを3本飲んだ。日航は昨年12月以降、社内ルールで滞在先での全面禁酒を定めていたが、機長は飲酒を繰り返し、「要注意者」のリストに入っていた。機長の飲酒の影響で、3便が最大18時間以上遅れた。