不法就労助長旭市議ら有罪 千葉地裁 「出入国管理ないがしろ」

千葉地裁
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 在留期限を過ぎたタイ人に農作業の不法就労をさせたとして入管難民法違反の罪に問われた旭市議で農事組合法人「三軒家営農組合」理事の遠藤保明被告(74)=旭市=と同組合理事の元嶋正夫被告(78)=匝瑳市=の判決公判が12日、千葉地裁であった。内村祥子裁判官は2人にいずれも懲役1年、執行猶予3年と罰金70万円の支払いを言い渡した。法人としての同組合には罰金100万円が科された。

 内村裁判官は、被告らが6人の外国人を短い者で約9カ月、長い者で約5年4カ月の長期間にわたり不法就労させていたことから「日本の出入国管理行政をないがしろにしている」と非難。一方で、被告らが同組合の業務を見直したことなどを踏まえ、執 ・・・

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