「トマホーク」の供与検討を否定 トランプ米大統領、姿勢転換鮮明

ロシアのプーチン大統領と一緒に米アラスカ州で撮影された写真を手にするトランプ大統領=8月22日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は2日、ウクライナへの巡航ミサイル「トマホーク」の供与検討について「していない」と述べた。大統領専用機内で記者団の質問に答えた。当初は供与に前向きだったが、10月にロシアのプーチン大統領と電話会談した後に態度を後退させており、姿勢転換を一層鮮明にした。

 トマホークは長射程で、ウクライナ国内からロシアの首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクに届く。ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアに対する抑止力になるとして供与を求めており、プーチン氏は強硬に反対している。


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