視覚障害者案内アプリ開始 無償提供、北九州市の企業

 北九州市のベンチャー企業「コンピュータサイエンス研究所」などは12日、人工知能(AI)で点字ブロックや信号を検知し、視覚障害者を目的地まで安全に誘導するアプリ「アイナビ」の無償提供を始めたと発表した。不足している盲導犬に代わり、デジタル技術で視覚障害者の外出を支えると期待される。

 アプリは、衛星利用測位システム(GPS)で現在地を把握し、利用者に進むべき方向を伝える。スマートフォンのカメラに映った障害物が一定以上近づくと、音声で注意する。青信号が点灯しているかどうかも知らせる。

 交通事故などに備え、車のドライブレコーダーのように、周囲の様子を録画しておくこともできる。


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