米、中ロ連携に懸念表明 衝突回避では一致

9日、インドネシア・バリ島で記者会見するブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

 【ヌサドゥア共同】ブリンケン米国務長官は9日、インドネシア・バリ島で中国の王毅国務委員兼外相と会談し、ウクライナに侵攻したロシアと中国との連携に「懸念」を表明した。台湾問題では双方が持論を展開し、応酬となった。ブリンケン氏や中国外務省が会談内容を明らかにした。両氏の対面会談は昨年10月にローマで開催して以来で、ロシアのウクライナ侵攻後では初めて。

 一方、双方は米中の激しい競争が衝突に発展しないよう、リスクを適切に制御する必要があるとの認識では一致。近く実施される見通しの米中首脳会談に向けた環境整備を加速させた。


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