最高裁長官に戸倉三郎氏 裁判官出身、大谷直人氏後任

戸倉三郎氏

 最高裁の大谷直人長官(69)が6月で定年退官するのに伴い、後任の第20代長官に戸倉三郎最高裁判事(67)が就任する人事が19日、固まった。近く閣議で正式決定する見通し。長官の交代は2018年1月以来で、任期は定年の70歳を迎える24年8月まで。裁判官出身の長官は12人連続となる。

 戸倉氏は山口県出身で一橋大卒。1982年に判事補に任官した。刑事裁判のほか、司法行政を担う最高裁事務総局での勤務経験が豊富で、09年の裁判員制度スタートに合わせ、裁判員が休暇を取れるよう経済団体に協力を依頼したり、ポスター製作を進めたりした。


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