開会式「個性尊重の契機に」 東京大会演出の栗栖さん

栗栖良依さん

 【北京共同】東京パラリンピック開閉会式の演出に携わった栗栖良依さん(44)が5日、障害当事者が多く出演した北京パラリンピックの開会式を巡り「個性や考えを尊重し合う社会への契機になってほしい」と語った。共同通信のオンライン取材に日本から応じた。

 開会式では、聴覚障害のある人が手話で歌を表現したり、視覚障害のある人が楽器を演奏したりする場面があった。栗栖さんは「当事者に光が当たったのは意義深い」と評価。「出演した人たちが今後の生活で、社会にどのようなメッセージを発信し、影響を与えていくのか注目したい」と話した。


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