スプリンター押しのけ銀メダル 高木美帆、女子500m

女子500メートルのレースを終え、ガッツポーズの高木美帆=北京(共同)

 北京冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで、高木美帆が今大会二つ目のメダルとなる銀をつかんだ。5種目に挑む大会で、個人では3種目目。主戦場ではない最短距離の種目で「渾身のレースができた」。世界屈指のオールラウンダーの底力を見せつけ、並み居るスプリンターを押しのけた。

 15組中4組目で登場し、3季前に500メートルで世界一に輝いたヘルツォーク(オーストリア)と同走。鋭く飛び出し、100メートルを全体5番目の10秒41で通過。ぐんぐん加速してゴールを駆け抜け、37秒12の快記録を確認すると右手を突き上げた。

 前回平昌五輪後に目覚ましい成長を遂げたのがスプリント力だ。出場機会を徐々に増やし、国内で小平に次ぐ2番手の座を確立。短距離の女王に先着したレースもあった。「全部速くなりたい」との思いで強化し、他種目にも生かしてきた。

 優勝候補最右翼として臨んだ1500メートルは無念の2位にとどまったが、持てる力を尽くして「1ミリも後悔はない」と言い切った。気持ちを切り替えてチャンレジを楽しみ、6日ぶりの表彰台で晴れやかに笑った。「頑張っている自分にとってすごくいいこと」という銀メダルだった。(共同)


  • Xでポストする
  • LINEで送る