首相、自身3回目にモデルナ検討 交互接種の安全性アピール

 岸田文雄首相が自身の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に当たり、米モデルナ製を接種する方向で検討していることが分かった。政府関係者が19日明らかにした。首相は1、2回目でファイザー製を接種しており、3回目で異なるワクチンを打つ「交互接種」の安全性や有効性をアピールし、国民に接種を促す狙いがある。

 3回目を急ぐ政権内には、モデルナ製の副反応への不安からファイザー製に国民の人気が偏れば、接種が滞りかねないとの懸念がある。首相は18日、記者団に「前倒し接種のペースアップを図るには、モデルナの活用が不可欠だ」と強調した。


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