「センキョ割」参加数最多 コロナ禍、消費喚起に期待

東京・渋谷の繁華街で衆院選の「センキョ割」PRチラシを配る若者ら=27日

 投票したら飲食店などで割引が受けられます―。そんなお得感を打ち出した「センキョ割」と呼ばれるサービスが人気だ。国政選挙や地方選挙のたびに全国に広まり、31日投開票の衆院選では過去最多の2千店以上が参加予定。運営団体の担当者は「新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にある中、停滞する地域経済の活性化にもつながれば」と期待する。

 「お得なサービスいかがですか」。10月下旬、大学生らがJR渋谷駅前で、道行く人々にセンキョ割のチラシを配った。参加した慶応大2年の永田一樹さん(19)は「コロナ禍で政治を身近に感じた」と話した。


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