ガス噴出し2人意識不明、奈良 工事現場で20人搬送

ガス漏れが発生したとみられる現場付近に集まった消防車両や救急車両=7日午後1時52分、奈良県広陵町(共同通信社ヘリから)

 7日午前11時40分ごろ、奈良県広陵町南郷の工事現場で「ガスのようなものが噴出した」と119番があった。県警香芝署によると、作業員ら20人が体調不良を訴え、医療機関に搬送された。このうち43歳と69歳の男性作業員が意識不明の重体。ほか18人は軽症。

 署によると、現場は浄水場の跡地で、消火水槽の設置工事をしていた。ショベルカーで掘削中、地中に埋まっていたボンベのようなものに当たり、ガスが発生したとみている。

 消防によると通報者は塩素のような異臭がしたと説明。現場からシアン化水素などが検出された。


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