自転車運転にあおり疑い初適用へ 埼玉の「ひょっこり男」

自転車で車にあおり運転をした疑いの成島明彦容疑者。埼玉県桶川市を走行する車のドライブレコーダーに記録されていた(沢屋酒店提供)

 埼玉県警は26日、自転車で車にあおり運転をしたとして道交法違反(妨害運転)の疑いで、同県桶川市、パート成島明彦容疑者(33)=別の暴行容疑で逮捕=を同日中に再逮捕する方針を固めた。県警によると、あおり運転を厳罰化した6月の改正道交法施行後、自転車への適用は全国初。

 同容疑者は桶川市や上尾市で、蛇行運転や、対向車の前に突然飛び出す迷惑運転を繰り返し、住民から「ひょっこり男」と呼ばれていた。被害通報が数十件あり、県警が調べる。

 同容疑者は10月5日、桶川市内の路上を自転車で走行中、故意に40代女性が運転する車の前に飛び出して通行を妨害した疑いが持たれている。


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