医療機関初のコロナ倒産、岡山 真庭市の整形外科医院

 岡山県真庭市にある「岸本整形外科医院」が岡山地裁津山支部に自己破産を申請したことが27日、医院への取材で分かった。帝国データバンクによると新型コロナウイルスの感染拡大で外来患者が減少したことが響いた。新型コロナ関連の医療機関の倒産は全国初という。申請は21日付で、負債額は約3億3千万円。

 医院は1965年創業。地域住民を対象に整形外科やリウマチ、リハビリテーションを科目とする有床の診療所だったが、慢性的な看護師不足のため近年は外来診療のみに切り替え、収入が減少していた。

 さらに新型コロナによる外出自粛で外来患者が減り、事業継続が難しくなった。


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