「実態は労働者」とホテルを提訴 業務委託契約の元支配人ら2人

記者会見で涙を流すスーパーホテルの元副支配人の女性(右)と元支配人の男性=28日午後、東京都千代田区

 ホテルチェーン「スーパーホテル」(大阪市)の東京都内のホテルで、個人事業主として働いていた元支配人ら2人が、業務委託契約なのに同社から細かく仕事内容を指示されるなど実態は雇用契約と同じだったとして、労働者としての地位確認と未払い残業代計約4千万円の支払いを求め、東京地裁に28日提訴した。

 訴状などによると、2人は2018年9月に業務委託契約を結び、支配人と副支配人として東京・上野のホテルで働き始めた。2人は住み込みで働き、働く時間は1日18時間に上ったとしている。

 同社の担当者は取材に「訴状を受け取っていないので何も答えられない」とコメントした。


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